星-大アルカナの17

独りの裸婦が
両手にツボを持ち
中身を注ぎだしている

西洋の伝統で

裸で描かれる男女は

「神」です。

つまり

裸婦=「女神」

ツボから出ている液体は
尽きることはありません。

出しても出しても出てきます。

枯渇という二文字はこのツボにはありません。

常に、供給し続けます。

ここから「豊饒」という象徴を見て取れます。

さて、この液体は
永遠の命をもたらすと言われている
「エリクサー」です。

そして、川のようになって
流れを作っています。

いわば、「永遠の命」の源泉

カードの上の方に

天の星も燦然と輝いています。

ひときわ大きな星が描かれていれば

それは「シリウス」です。

「シリウス」は

古代エジプトではナイル川の氾濫を予期する
予兆として使われていました。

ナイル川の氾濫により、
上流の肥沃な土が
農地にもらたされることになり
(農地は川沿いにあった)
農地は豊かな実りをもたらしました。

このことから
「シリウス」=「肥沃」「豊饒」
の意味合いがあります。

星と地上そして
その間にいる「女神」が
尽きる事のない液体を流している

このことは「天地」が調和していることを暗示しています。

調和していることにより「豊饒」がもたらされます。