なぜに、皇帝で王(キング)ではないのか?なぜならそれは王は小アルカナの中にあるからです。
これはなぜ女帝が女王ではないのかというのも同じです。女王も小アルカナにあります。
さて、女帝はどちらかというと「話すこと」=アイデア」を出すエンティティだったのに対して、皇帝は「行動」がモットーです。現実世界や自分の中の世界で求められる「役割」を「女帝」と共に創り出し、その役割に対して指示を出しているエンティティです。この二人が協調・協同していると強いですし、本来そうあるべきなのです。
「役割」とはなんでしょうか?例えば、子供としての自分、大人としての自分、女として・・妻として・・母として・・主婦として・・。男性なら男として・・・夫として・・・父として・・・、サラリーマンであれば、新入社員として、平社員として、部下として、上司として、中間管理職として、部長として、支部長として、店長としてなどなどです。地域社会によっても違いますし色々な「役割」がありあます。目に見えない「役割」だけでなくあなたの体や心の部分部分への司令塔としても機能しています。間違えないでいただきたいのは「女帝」や「皇帝」にあなたがのっとられているわけではありません。あなたの中の働きの部分を「女帝」や「皇帝」と呼んでいるということです。
これらを混乱することなく(多少混乱はすることはあるとしても)24時間、即対応しているのが皇帝です。人の中にこの「皇帝」の部分があるからこそ、社会的にも自分の心の世界でもうまくやっていけるわけです。
そうして創り上げられているのが今のあなたでありあなたの現実です。
皇帝には「即対応しない」という概念がありません。「諦める」もありません。
「当たり前のことを当たり前にやる」これが、皇帝の理念です。
そして失敗しても失敗しても女帝の言う事を参考にし自らの経験も交えすぐに修正する。「決して負ける事が無い」
これが、皇帝の進む道です。本来、あなたは「決して負ける事が無い」のです。