たまには魔術師らしいこともしなくてはと思い、アストラル界を覗いてみました。
とある女神からこの夜のための物語です。
さあ、これはあなたにとって何を意味するのでしょう?
決まった正解はありません。ただ感じるままに。
濃紺の海。静寂。水平線にはただ白い光が横たわるのみ。
イルカが二頭、水面上に弧を描いている。
その上に一筋の虹がある。
左手から光の翼の蝶がだんだんひらひらと空に上がっていくのが見える。
光は翼から漏れ、しばらく空間に留まった後、泡のように拡散し静かに消える。
向うから小舟にのって誰かがやってくる。
彼の手には大釜があり、その大釜で魚を仕留めている。
突然深い霧が辺りに漂い、視界は白ただ一色。
一時。
霧が緩み、尖塔のような岩山が幾つも現れる。
大きな鳥が2羽岩山の頂上あたりを旋回している。
それをみていると
孤高。
尊厳。
厳粛。
と誰かが頭の中で囁いた。
なにか悟らせようとしているかのよう。
時の流れの悠久さが迫ってくる。
やがて、水の流れが下降し、進むにつれて勢いが増していく、
幾つもの石の柱の間を通り抜け白い光が壁となる。
言葉が書かれ、終わることなく宣言される。
時は来たれり。
時は来たり。
コメント
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今、読み返してみると、
まだまだ厳しーですが、
最初はえぐすぎたので、
もっとソフトにもっとソフトに
と
女神をなだめてなだめて
やっと公開できるぐらいになりました。(^_^;)